生物は皆酸素が無ければ生きては行けぬ→特に今後夏に向けて空調をガンガン利かすことにより換気の頻度も下がる→二酸化炭素濃度が高まる→酸素濃度が低くなる→死。

昨今のコロナ禍で需要が高まってきていると言う二酸化炭素濃度測定器、通称CO2モニター。今回、拡販にあたり弊社でも導入、早速営業会議にて使用してみた。こちらをご覧の皆様方に少しでも参考になればと思います。

CO2モニターの実験開始

こちらが3R社のCO2モニター　3R-COTH01。動力はUSB充電で、4～5時間の充電で9時間使用可能らしい。直射日光が当たる場所や高温な場所、急激に湿度が上がりそうな場所等への設置は禁止と。ここらは他の電化製品と一緒ですね。USBケーブルも見た感じ100均でも調達できそうなので、断線しても特に心配は無さそうだ。
※動作不良に対する責任は一切負いません。

使用人数、スペースの広さによって効果は違うかもしれないが、今回の会議に参加したのは6人、会議室の広さは約10畳、暑いのでエアコンをつけ、敢えて換気せずに数字の動向を見守ろうと思う。換気しない代わりに空気清浄機は強に設定。尚、ここにいる6人全員が先日使用した抗原検査キットにて陰性が判明している。こちらも要チェック！
では早速起動！

営業会議が10時からで、開始少し前に起動。445PPMがどういう数字か分からないが、数字下のメーターではGOODを示している。まあ問題ないということだろう。むしろその下の湿度64％の方が気になる。

たった13分でCO2濃度が黄色ゾーン！！

起動から11分、会議スタートから7分で799PPMまで上昇。換気していないとはいえそんなに直ぐ上昇するものなのか？しかし、まだメーターではGOODを示している。よってこのまま続行する。

はい、1000超えました。前回の計測から僅か13分です。というか、会議も序盤でまだ進行役の私以外殆ど誰も喋っておりません。まあ、喋らなくても呼吸する以上、二酸化炭素濃度が上昇するのは必然か。酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出するのが呼吸という動作なのだから

結論：生物である以上、呼吸は仕方なし。

「二酸化炭素濃度が上がるから会議中は必要時以外、呼吸禁止！」などと言ったらそれこそ問題だ。今度は酸素を生み出す観葉植物でも置いてみたろうか。

二酸化炭素濃度を下げるには換気が大事！！

本当ならどこまで上昇するか見ていたいが、このコロナ禍でやる実験でもないので、メーターも黄色に変わったところで窓を開けて換気開始。

窓を開けてから10分足らずで592まで低下。1万円程だったので、正直性能を侮ってはいたが、ここまで顕著に数字に表れるとは、、、。3R社、恐るべし。そのまま窓を開けて会議を続行。そろそろアクセルを入れていきますか。

最終的に495付近で数字が安定。会議開始から約1時間が経過。空調を利かせているので換気をしていてもそれほど暑いというわけではないが、湿度が56％というのが気になる。まあ問題なかろう。知らんけど。

開始から約2時間。無事営業会議終了。最後は白熱したせいか、若干室温と濃度が共に上昇。しかし、おっさん数人で、当然全員マスクをした状態で、たかだか30分程度喋っただけで倍くらい濃度が上昇するとなると、やはり部屋の換気は必須であると認識。空気清浄機も同時稼働させているものの、こちらには空気清浄のみで酸素を生み出す能力はない。最も、空気中のウィルスの殺菌はやっているかもしれないが、そんなものに頼ってクラスターが発生したとなれば目も当てられない。これからのオフィスに向けて、いや、オフィスのみならず、空清、CO2モニターはワーカー達の必須アイテムとなりそうだ。

今回紹介した商品

メーカー：3R
製品名：CO2モニター
型番：3R-C0TH01
CO2濃度測定範囲：約400～5000ｐｐｍ
湿度測定範囲：約-10～60℃
湿度測定範囲：約5～99％RH
充電方式：microUSB
充電時間：4～5時間
使用時間：約9時間
寸法：136ｘ78ｘ86㎜
重量：約220ｇ
https://3rrr-btob.jp/archives/items/3r-coth01

※後で知った話ですが、室内の二酸化炭素濃度と湿度は比例しており、空気の汚れと比例して湿度も高くなるとのことです。今度は除湿器も設置してみるか。